宇宙船オリオンのクルーが帰還 分離と通信遮断と着水

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宇宙船オリオンのクルーが帰還 分離と通信遮断と着水

米航空宇宙局(NASA)が主導する国際月探査プロジェクト「アルテミス計画」の第2弾として打ち上げられた宇宙船オリオンの乗員カプセルが、米中部夏時間10日午後7時過ぎ(日本時間11日午前9時過ぎ)、太平洋の米カリフォルニア州沖に着水(スプラッシュダウン)した。月の「裏側」を回って地球へと戻る、往復約111万7659キロの旅が完了した。

乗組員から「インテグリティ」と愛称を付けられたオリオン宇宙船は、時速約4万キロで大気圏に再突入。機体の耐熱シールドの温度は、「太陽表面温度のおよそ半分」と言われる、摂氏2760度に迫ったとみられる。

4人の宇宙飛行士は、人類が到達した最も遠い距離の記録を更新し、歴史を塗り替えた。

回収チームがボートで宇宙船に向かい、まず医務スタッフが船内に入り、乗組員の状態は良好だと確認した。

続いて、宇宙船から移動するための「フロントポーチ」と呼ばれる膨張式いかだが展開され、飛行士4人が一人ずつ、宇宙船を出ていかだに移動した。一人一人がオリオンの船外に出て無事にいかだに乗るごとに、見守るテキサス州ヒューストンの管制センターでは大きな歓声が上がった。